先週、京都国立博物館の「王朝文化の華」に行きました。近衛家の「陽明文庫」から史的宝物、特に平安時代の藤原道長自筆の「御堂関白記」が多く出品されていました。同時代の「倭漢抄」の美しい筆運びと現代に通じるセンスや神楽和琴秘譜や五絃琴譜に当時の発音の興味をそそられ、千年前の歴史的史料にため息がつきます。江戸時代の近衛家熙の書や画もすばらしく、どれも同世代に生きていたなら出会うことなどなかった逸品ばかりでした。
実は会場に入るのに30分並びました。混雑時は人に押されてガラスをなめるように巡る方々を尻目に、見たい展示物の少し離れたところで人が途切れるのを待って観るようにしています。観たい物を選ぶことでずいぶんと印象に残りやすくなります。
母と行ったので、近くのホテルでランチしました。
ガラスが涼しげな先付け。
切り干し大根とぜんまい、ほうれん草と茹でた鶏の胸肉の和え物。
お味もいいですが、天盛りのイタリアンパセリがさわやかでした。
温物は茶碗蒸し。
青のりのくずあんがかかっています。
豆腐が入っているのでヘルシー、軽い茶碗蒸しです。
籠盛り。二段あります。
ごはんとお味噌汁と香の物。
ごはんにかかったちりめん山椒がおいしいっ!
しっとりした小さいちりめんなので自家製かも知れません。何杯でもいただけそうです。
下段の籠には鱒の照り焼きが、上段にはお造りなど美しく収まっていました。
肉詰め蒟蒻や射込み高野豆腐など小さくても手間がかかっています。小鉢物にはなまり節と焼き豆腐の煮物、もずく酢など味のバランスもいいです。
大葉で蓋をして出てきたお造り。大葉をとると、マグロでした。ツマは海藻から抽出したプチマリン。春雨のようですが、歯ごたえがあります。彩りにレッドとグリーンのピーマンと合わせています。おもしろい食感です。
デザートは煎茶ゼリー。
薄めの黒蜜がかかっています。グレープフルーツと一緒につるんっと戴きました。
落ち着いた空間でいただいた、籠盛り膳は3000円弱。別にサービス料は付きますが、美味しい料理とこの空間はお値打ちです。実際はもっと広くて素敵です。興味のある方はHPのフォトギャラリーをクリックしてください。
席に着くとまずアレルギーの有無を聞かれました。うれしいサービスですね。
☆
東山 TOUZAN605-0941, 京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2
電話: 075 541 1234
ハイアットリージェンシー京都 1階
展覧会には大河ドラマ平清盛の影響なのか、最終週だったからか多くの方が来られていました。人が多い時はよくあることですが、家庭の事情や世間話をしながら観ている方がいらっしゃいます。今回もがっくりすることがしばしばでした。雑音対策に音声ガイドを借りた方がいいかも知れません。
さて先週から平清盛が、がぜん面白くなってきました。源義朝(玉木宏)、信西(阿部サダヲ)はトレンディドラマ色だと思っていたのですが、回が進むにつれ全く別の顔に。この意外性や小日向さんや金田さんの渋い演技でどんどん引き込まれています。保元の乱の戦闘シーンの迫力、武将の一対一の対決は当時を想像できますね。来週が楽しみです。偶然ですが、今回ランチにおじゃましたハイアットリージェンシーは後白河上皇の御所があった辺りなのです。南には後白河上皇の御陵「法住寺」があり、いにしえに浸りながらいただきました。(母は知らない^^;)
時間がないのでムサシは明日に^^
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